【センチデバイス】メルマガ 2022年春号
2022/04/04 (Mon) 09:00
◇◆ センチデバイスからのお知らせ 2022年春号 ◆◇
こんにちは。センチデバイスです。
4月は新しい年度の始まりで期待と不安が入り混じった時期です。
そのような季節ですが世界に目を向けると、軍事侵攻に踏み切ったロシアのプーチン大統領。
世界経済への影響はパンデミック、サプライチェーン(供給網)の大混乱、物価高騰に見舞われた世界経済は、
ウクライナ危機でさらに先の見えない道をたどることになりそうです。
ロシアのプーチン大統領が2月21日にウクライナ東部の親ロシア派支配地域にロシア軍の駐留を命じる前から、
世界経済には打撃が広がっており、対ロシア制裁とそれに対するロシアの報復の可能性を受け、株価は以前から下落、ガソリン価格も上昇しています。
エネルギーと食品の価格急騰からインフレ懸念が加速し、投資家心理が急激に冷え込む恐れもあり、この組み合わせは、世界の投資と経済成長を脅かすものといえます。
世界情勢や経済がこのような状況下でも、今号も新商品の発売をご紹介いたします。
★Ryzen 32コア、64コア クロック値 ALL4.1GHz実現
★可用性と冗長化について
★BIOSについて
★TWIIのフィルター定期清掃について
★評価機貸出しサービス
■ Ryzen 32コア、64コア クロック値 ALL4.1GHz実現 ■
AMD Ryzen Threadripper PRO」最大の特徴は、やはりなんと言っても圧倒的なコア数。32コア/64スレッド、64コア/128スレッドの「Ryzen Threadripper 3975WX、Ryzen Threadripper 3995WX」、メモリーチャネル数/最大メモリー容量は×8/2TBとなっています。
クロック値は32コア、64コア共にALL4.1GHzを実現!
このマシンの真価を発揮するのは、複数のソフトを同時に使うメガタスク用途だといえます。
裏を返せば、通常ならCPU使用率を占拠してしまうような重たい処理も、性能を落とさず別の作業を同時に行えるということ。
複数のPCを使っていた作業を1台に集約できるというのは、それだけでメリットがあるといえます。
■ 可用性と冗長化について ■
解析サーバーは、高速性能だけではなく、長時間にわたって安定して動作する必要があります。また大量の計算を効率よく処理するための構成を意識する必要があります。これらを表現する言葉が、可用性、冗長化です。
システムが停止することなく稼働し続ける能力が可用性です。対障害性が求められる証券や金融系システムでは高可用性(HA)が特に求められます。パーセンテージで表され年間何時間停止するかで表現したりします。解析の分野では、稼働率という言葉を使うことが多いかもしれません。解析サーバでは使わないのですが、信頼性です。システムが連続稼働できるを意味し、平均故障間隔(=平均連続稼働時間)と言い換えることができます。ある時間を連続稼働を保障する目安です。
稼働率をたかめるためには、より高可用性のシステムとするか、障害発生の予備として複数台数を用意(多重化)して切り替える方法(冗長化)です。
解析サーバではシステムを停止させないだけではなく、大量のデータを処理するために高性能が必要なため、この2つを同時に組み合わせて、長時間、大量のデータを処理するという特別なものだとも言えます。
冗長化では、サーバーの死活監視して停止した場合に自動的に切り替える、HAクラスタという仕組みがありますが、これも解析は止まってから切り替えても意味がないので、解析の場合には、日ごろから止まる前兆を予知する監視が重要になります。
■ BIOSについて ■
ハードウェアのチューニングは、BIOSと呼ばれるOSに依存しない、設定部分で行います。
BIOSは、Basic Input Output Systemのことで、マザーボードに搭載されていて、起動時に周辺機器の管理、制御を行います。
もともとは、ハードウェアのチューニングのためではなく、ハードウェアの差異を吸収するもので、一番最初はユーザインターフェースがなく、ジャンパスイッチで制御していました。
IBM PCのころに仕様が決まっているので、当時の16Bit PCであったことからBIOSの容量は1MByteでした。1MByteのなかに初期化ロジックや設定画面を収まりきらなくなり新しい規格のUEFI(Unified Extensible Firmware Interface) が登場しました。
2015年くらいからUEFIへの書き換えが進み、いまではほぼUEFI移行ができています。
制御項目が増えて、より細かいチューニングが可能になっています。
BIOSのころは、コードも公開されておらず世界中でも開発者が2桁くらいしかいないといわれていましたが、UEFIになり仕様は、業界団体で開発管理されているとのことです。
UEFIの移行によりハードウェアの進化も後押しされていくことが期待されます。 これからもどんどん進化していくのが楽しみです。
ハードウェアのライフサイクルが3年から5年なので、まだ手元に旧BIOSマシンがあるかもしれません。
■ TWIIのフィルター定期清掃について ■
お使いの環境によって異なりますが、おおよそ3ケ月に一度は下図3か所のフィルターの清掃を行ってください。性能を維持するためにも、何卒よろしくお願い致します。
■ 評価機貸出しサービス ■
貸出しサービスはこちら > https://www.centi.co.jp/contact
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こんにちは。センチデバイスです。
4月は新しい年度の始まりで期待と不安が入り混じった時期です。
そのような季節ですが世界に目を向けると、軍事侵攻に踏み切ったロシアのプーチン大統領。
世界経済への影響はパンデミック、サプライチェーン(供給網)の大混乱、物価高騰に見舞われた世界経済は、
ウクライナ危機でさらに先の見えない道をたどることになりそうです。
ロシアのプーチン大統領が2月21日にウクライナ東部の親ロシア派支配地域にロシア軍の駐留を命じる前から、
世界経済には打撃が広がっており、対ロシア制裁とそれに対するロシアの報復の可能性を受け、株価は以前から下落、ガソリン価格も上昇しています。
エネルギーと食品の価格急騰からインフレ懸念が加速し、投資家心理が急激に冷え込む恐れもあり、この組み合わせは、世界の投資と経済成長を脅かすものといえます。
世界情勢や経済がこのような状況下でも、今号も新商品の発売をご紹介いたします。
★Ryzen 32コア、64コア クロック値 ALL4.1GHz実現
★可用性と冗長化について
★BIOSについて
★TWIIのフィルター定期清掃について
★評価機貸出しサービス
■ Ryzen 32コア、64コア クロック値 ALL4.1GHz実現 ■
AMD Ryzen Threadripper PRO」最大の特徴は、やはりなんと言っても圧倒的なコア数。32コア/64スレッド、64コア/128スレッドの「Ryzen Threadripper 3975WX、Ryzen Threadripper 3995WX」、メモリーチャネル数/最大メモリー容量は×8/2TBとなっています。
クロック値は32コア、64コア共にALL4.1GHzを実現!
このマシンの真価を発揮するのは、複数のソフトを同時に使うメガタスク用途だといえます。
裏を返せば、通常ならCPU使用率を占拠してしまうような重たい処理も、性能を落とさず別の作業を同時に行えるということ。
複数のPCを使っていた作業を1台に集約できるというのは、それだけでメリットがあるといえます。
■ 可用性と冗長化について ■
解析サーバーは、高速性能だけではなく、長時間にわたって安定して動作する必要があります。また大量の計算を効率よく処理するための構成を意識する必要があります。これらを表現する言葉が、可用性、冗長化です。
システムが停止することなく稼働し続ける能力が可用性です。対障害性が求められる証券や金融系システムでは高可用性(HA)が特に求められます。パーセンテージで表され年間何時間停止するかで表現したりします。解析の分野では、稼働率という言葉を使うことが多いかもしれません。解析サーバでは使わないのですが、信頼性です。システムが連続稼働できるを意味し、平均故障間隔(=平均連続稼働時間)と言い換えることができます。ある時間を連続稼働を保障する目安です。
稼働率をたかめるためには、より高可用性のシステムとするか、障害発生の予備として複数台数を用意(多重化)して切り替える方法(冗長化)です。
解析サーバではシステムを停止させないだけではなく、大量のデータを処理するために高性能が必要なため、この2つを同時に組み合わせて、長時間、大量のデータを処理するという特別なものだとも言えます。
冗長化では、サーバーの死活監視して停止した場合に自動的に切り替える、HAクラスタという仕組みがありますが、これも解析は止まってから切り替えても意味がないので、解析の場合には、日ごろから止まる前兆を予知する監視が重要になります。
■ BIOSについて ■
ハードウェアのチューニングは、BIOSと呼ばれるOSに依存しない、設定部分で行います。
BIOSは、Basic Input Output Systemのことで、マザーボードに搭載されていて、起動時に周辺機器の管理、制御を行います。
もともとは、ハードウェアのチューニングのためではなく、ハードウェアの差異を吸収するもので、一番最初はユーザインターフェースがなく、ジャンパスイッチで制御していました。
IBM PCのころに仕様が決まっているので、当時の16Bit PCであったことからBIOSの容量は1MByteでした。1MByteのなかに初期化ロジックや設定画面を収まりきらなくなり新しい規格のUEFI(Unified Extensible Firmware Interface) が登場しました。
2015年くらいからUEFIへの書き換えが進み、いまではほぼUEFI移行ができています。
制御項目が増えて、より細かいチューニングが可能になっています。
BIOSのころは、コードも公開されておらず世界中でも開発者が2桁くらいしかいないといわれていましたが、UEFIになり仕様は、業界団体で開発管理されているとのことです。
UEFIの移行によりハードウェアの進化も後押しされていくことが期待されます。 これからもどんどん進化していくのが楽しみです。
ハードウェアのライフサイクルが3年から5年なので、まだ手元に旧BIOSマシンがあるかもしれません。
■ TWIIのフィルター定期清掃について ■
お使いの環境によって異なりますが、おおよそ3ケ月に一度は下図3か所のフィルターの清掃を行ってください。性能を維持するためにも、何卒よろしくお願い致します。
■ 評価機貸出しサービス ■
貸出しサービスはこちら > https://www.centi.co.jp/contact
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