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【センチデバイス】メルマガ 2023年夏号

2023/07/03 (Mon) 09:00
◇◆ センチデバイスからのお知らせ  2023年夏号 ◆◇

こんにちは。センチデバイスです。
梅雨明けが待たれる今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。
近年、少子化が問題になっていますが、この度政府が「異次元の少子化対策」で児童手当や給付金など、
子育て世帯への支援について発表がありました。
賛否両論ありますが一歩前進したのではないでしょうか。
子どもたちの為にも、明るい未来を繋いでいけるように私たちも、ものづくりの将来を拓いていきたいと思っております。
それではセンチバイスメルマガ2023年夏号をお届けします。

★Xeon W-3400Xシリーズ
★CPUの冷却
★CPUのサーマルペーストの技術
★量子コンピュータ
★TWIIのフィルター定期清掃について
★評価機貸出しサービス

■ Xeon W-3400Xシリーズ ■
Xeon W-3400シリーズの末尾”X”付きモデルは倍率アンロックなのでW790マザーボードと組み合わせれば、Core i9 13900Kなどメインストリーム向けのK付きCPU同様にCPUコアクロックのOCに対応しており、現在テスト中で販売時にはお知らせさせていただきます。
システムメモリはDDR5メモリを採用し、定格でメモリ周波数4800MHzをサポートしています。なお自作PCで一般的なアンバッファードなメモリにも対応していたCore-Xと異なり、Xeon W-3400XシリーズCPUの対応システムメモリはレジスタードDDR5メモリに限定されます。
メモリチャンネルは8チャンネルとなっており、1チェンネル当たり2枚のメモリモジュールに対応します。
W790チップセットはPCIE4.0相当のDMI4.0x8レーンによってCPUと接続されており、PCIE4.0x16レーン、PCIE3.0x12レーン、8基のSATA3.0、最大5基のUSB3.2 Gen2x2などを拡張できます。

■ CPUの冷却 ■
冷却関連の話題について触れています。CPUの冷却は、正常な動作と長寿命のために非常に重要です。CPUの冷却に関する5つのポイントを紹介します。
1つめは、 適切な冷却システムの選択です。CPU冷却には複数の方法がありますが、一般的にはエアクーラー、水冷クーラー、または液体窒素冷却、電子冷却(ペルチェ素子)を使用します。適切な冷却システムを選択することで、CPUの熱を効果的に放熱し、過熱によるクロックダウンや故障を防ぐことができます。
2つめは、CPUとクーラーの間に塗布するサーマルペーストです。適切な量のサーマルペーストを均等に適用することで、CPUとクーラーの接触を最大化し、熱の効率的な伝達を確保します。
3つめは適切なケースの冷却です。CPUだけでなく、ケース全体の冷却も重要です。ケースには十分な空気流が必要であり、インレット、アウトレットを設計することでケース内の熱を効果的に排出できます。
4つめは、オーバークロック設定です。クロック倍率と電圧の設定は、CPUを加熱させず安定した設定にする必要があります。
5つめは定期的なメンテナンスです。 ダストや汚れがクーラーのフィンやファンに蓄積すると、冷却効果が低下します。定期的なメンテナンスを行い、クーラーを清掃することで、効率的な冷却を維持できます。
これらのポイントを押さえることで、CPUの冷却効果を最大化し、安定したパフォーマンスと長寿命を確保することができます。

■ CPUのサーマルペーストの技術 ■
CPUサーマルペーストは、CPUとCPUクーラーの間に塗布をしてCPUの熱を効率的に伝達します。
CPUのサーマルペーストは、およそ4つに分類され、
シリコンオイル、シリコンゴムを利用したもの、銀ベースやシリコンベース、メタルオキザイド合成材料を利用したもの、液体金属を利用したものがあります。
シリコンオイルやシリコンゴムは、CPU初期のころのタイプです。高性能化したものとして銀ベースがあります。より熱伝導性が高く冷却効果が向上させ安定して長期的に使用できるようになりました。
メタルオキサイド合成材料(メタルオキサイドナノ粒子)は、CPU冷却のために開発された材料です。金属と酸化物(酸化アルミニウムなど)の結合体で、安定した結合であることと、数10ナノメートルの微小なナノ粒子でが熱をより効率的に伝導し、高温環境でも安定した性能を発揮する特性を持っています。
数10ナノメートルとは、細胞のサイズが10マイクロメートルのスケールで細胞レベルよりもさらに1000倍小さいスケールです。
液体金属(Liquid Metal)は、ガリウムやインジウムなどを利用していて、ガリウムは液体になる融点が低く29.76℃です。また非常に高い熱伝導性を持っています。
センチデバイスでは、性能、機能の進化だけではなく、取り扱いにより品質にばらつきがでないこと、長期にわたり安定した性能を出せること、入手しやすいことなどトータルで考慮して選定しています。

■ 量子コンピュータ ■
量子コンピューター
解析の世界でも高性能化進化が期待される量子コンピュータについてです。
量子コンピュータがなぜ、解析の世界で期待されるかは、量子コンピュータの動作原理である、「キュビット」「量子ビット」の性質から、高い並列化性能が実現できるためです。
従来のコンピュータはビットは、0か1のビットの状態のところを、 キュビットは、0と1の両方の状態を同時に持つことができる(重ね合わせ)性質をもっています。これは量子コンピュータの基本的な性質です。
また、キュビットは1つのキュビットの状態を変えると他のキュビットの状態も同時に変わる「量子もつれ」(エンタングルメント)という状態を作り出すことができます。
キュビットの複数の状態を同時に評価できること(スーパーポジション)の性質もあり、高い並列化が実現できるといわれています。
キュビットの性質として、他には、状態を測定すると確率的な結果が得られることや、ノイズやエラーが生じやすいことがあります。
どのくらい並列化性能が高いかは、従来の並列化は指数的な変化をして効率がサチレーションしていますが、量子コンピュータでは並列化効率が多項式での変化をすると言われています。
そもそも、0と1の両方の状態を同時に持つとは?とか量子もつれとは?などの理論的な理解のためには、量子力学を理解する必要があるらしく、性質として把握しておくのが
よさそうです。
また、量子もつれは理解しにくいだけではなく、生成や制御も難しく実現にはまだ時間かかりそうです。

■ TWIIのフィルター定期清掃について ■
お使いの環境によって異なりますが、おおよそ3ケ月に一度は下図3か所のフィルターの清掃を行ってください。性能を維持するためにも、何卒よろしくお願い致します。

■ 評価機貸出しサービス ■
貸出しサービスはこちら > https://www.centi.co.jp/contact

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