東経連ビジネスセンターMAILING NEWS <2017/11/28 No.157>
2017/11/28 (Tue) 12:00
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東経連ビジネスセンターMAILING NEWS <2017/11/28 No.157>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東経連ビジネスセンターMAILING NEWSでは、当センターの活動や、支援対象企業に
関する情報をお届けします。
_/_/_/_/ 目 次 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
◆連載講座
東北リレーションII~つくる~ 仙台発・世界直行
「世界が求めるmaid in JAPAN(2)伝統工芸との挑戦」
みなさん、こんにちは。前号に続き寄稿させていただく
東経連ビジネスセンター、マーケティング支援チームパートナーの尾方文子です。
有限会社オガタ(OGATA Inc.)において、プロモーションマネージャーを担当しております。
前号(No.156)では弊社オリジナル家具商品の「世界への挑戦」について書かせていただき、
仙台発・世界直行への未知なる扉を開いたことで、また新たな扉が現れ試行錯誤していく様を
紹介させていただきました。その追記は後半で。
今回は「世界が求めるmaid in JAPAN(2)伝統工芸との挑戦」と題し、
弊社の伝統工芸を活かした物作りについて書かせていただきます。
工芸品含めた伝統工芸の技巧と弊社とのコラボレーションのきっかけは、仙台市の「手とてと
テ」(デザイン活用による伝統産業高付加価値化支援事業)におけるデザイン参画でした。
弊社は玉虫塗りや仙台堆朱を手がける東北工芸製作所さんと組ませていただき、玉虫塗りを施し
た木製のネクタイ型アクセサリー(プロト製品)と、前号でも紹介した弊社の代表作の一つでもあ
る「Bean Stool」(ビーンスツール)の座面に仙台堆朱の技法を活かしたスペシャルバージョン
を商品化いたしました。
オリジナルの「Bean Stool」は、座面の無垢の木目も特有のデザインとして人気の要因ですが、
このコラボレーションでは「デザインとしての木目」を施し、仙台堆朱の技法もそのまま活用
するのではなく現代風にアレンジし、「デザイン」と融合することで「現代版仙台堆朱」として
製品化し、伝統工芸品(オリジナル)への啓蒙も計りたいと考えました。
職人の細やかな作業による製品のため、全体製造数には限りがありましたが、
仙台市内百貨店での受注会では高額なスツールにも関わらず、各色予想以上の注文数がはいり、
又、その後NewYorkで開催されたクールジャパン戦略推進事業「NIPPONISTA」にも採択され、
セットで完売しました。
このコラボレーションを皮切りに、宮城県物産振興協会からの依頼もあり
大館曲げわっぱのデザイン参画では「ワッパBAG」や「インテリア ラック」(マガジンラックや
スリッパラック)を製造。岩手の浄法寺塗りでは既存製品への蒔絵模様のデザイン参画をし、
百貨店の外商展示販売会商品に採択。山形県関川のしな織は、スツールの座面、トートバックや、
クラッチバッグの一部に起用し、希少で高価な伝統工芸品を無駄の出ない少量の使用で、
現代のライフスタイルに活用するスタイルをとりました。
伝統工芸の後継者問題含む製造の課題は参画の際に常に感じますが、尾方釿一としては「伝統工
芸品は既に完成された逸品であるため、原点回帰も意図して脈々とした技法(ルーツ)をこちらも
学びつつ革新的なチャレンジを試みたい」と思っており、弊社オリジナル商品の新たなコラボ
レーションも独自に企画しています。
伝統工芸への視点、魅力の見出し方も実は海外からの視点の影響が大きい様に感じます。
この点は前号でも取り上げた「日本らしさ」の見出し方にも繋がるように感じます。
姿・形の形容だけではなく、技法やその物にひめられた使用目的、所作に繋がる物事を
固定概念の無い海外の方は気付きやすいのかもしれません。
弊社がニーズではなく初めての自発世界発表をした時、代表兼デザイナーの尾方釿一は
「まだ誰も作っていないもの」「世界に認められる物」「世界が欲しがる物」そして何より
「一捻りの先にもう二ひねりする事」を第一に新作家具を造りあげ、結果「日本人らしい巧妙な
造り」という賞賛も得て「個性」を打ち出せました。
この TRY + TRY 、更にTRYすることは伝統工芸の技法も同じであったと推察します。
見た目では伝統工芸とは程遠い物に見える弊社家具も、
世界では「日本人らしい巧妙な造り」「全ての作品に秘められた物語がある」と評価されます。
そして、その賞賛と併せて多くかけられた「Ogataはデザイナーか?アーティストか?」(※)
という日本では混在されることも多い肩書きも、海外市場においては特にそれらを整理し、
打ち出して行く必要はありますが、古の様々な作り手達も「食べるために作り出す物」と「自ら
の想いを表現するために生み出す物」があったように、今は二つの顔(特技)を十分に活かし
仙台発・世界直行はもちろん、来年は「世界は仙台へ!」を目標に進化していきます。
<参考まで>
海外の人々がなぜ上記の質問(※)を多くしたか?は以下の問いかけと併せてでした。
“「Box Stool」はアート作品だから展示会で発表(価格提示)するのはもったいない“
“これ(Box Stool)はアート作品なのに何故 “Box Stool“というプロダクト的な品名なのか?
“
“Ogataは見本市ではなくギャラリーへアプローチすべき“
“こんなに面白い物を考えつくのは素晴らしい。プロダクトデザイナーに推薦したい。“
“アートなのに実用性がある“etc
作品事例
http://tetotetote-sendai.jp/topics/proto00.html
有限会社オガタ(OGATAInc.)
株式会社Ogata Kin-ichi DesignOffice
プロモーションマネージャー 尾方 文子(アヤコ)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
★バックナンバーはこちらから★
https://s.blayn.jp/bm/p/bn/list.php?i=jigyounct&no=all
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
◆東経連ビジネスセンターからのお知らせ
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
フェイスブックページ「東経連ビジネスセンター」でも情報発信中!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
イベント情報や支援事例の紹介、最近の支援の様子まで!最新情報はフェイスブックページを
ご覧ください!
「いいね!」お願いします↓
https://www.facebook.com/tokeirenbc/
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
復興支援リンク「買おう!東北」サイトのご案内(登録料無料)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「真の復興は東北の自律的な経済復興」との理念のもと、平成23年6月20日に
開設した “復興支援リンク『買おう!東北』」サイト”では現在200先を超える東北地域の
直販サイトがリンクされています。
★詳しくはこちら→ http://www.tokeiren-bc.jp/link/index.html
【お問合せ先】東経連ビジネスセンター(担当:佐藤[電話022-397-9098])
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バイヤー・メーカー・マッチングサイト「東北いいネット」の登録募集(登録料無料)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『東北いいネット』とは東北の新しい商材、選りすぐりの商材、パートナー仕入先を探して
いるバイヤー、調達担当者と東北7県のメーカーとの会員制マッチングサイトです。
メーカー、バイヤーともに登録料無料です。
★登録はこちらから→ http://www.tohoku-iinet.jp/
【お問合せ先】東経連ビジネスセンター(担当:佐藤[電話022-397-9098])
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ビジネスプラットフォーム「eEXPO」の代行入力無料キャンペーン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東経連ビジネスセンターでは、製造業を中心とした200以上の業界を「見える化」した
WEB上のビジネスプラットフォームを構築致しました。サプライチェーンを分解した世界初の
システムを採用しており、基本的な機能(登録・閲覧)は無償で利用頂けます。
詳しくは、下記の連絡先までお問合せ下さい。
★登録はこちらから→ https://eexpo.jp/users/alternate
【お問合せ先】東経連ビジネスセンター(担当:亀澤[電話022-397-9098])
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
買おう!東北「社販専用お買物サイト」 企業・団体コード登録募集
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
復興支援の一環として、復興庁宮城復興局の後援のもと、東北経済連合会、仙台経済
同友会、東北ニュービジネス協議会の3団体が協力して「被災地企業販路開拓支援共同体」
を立ち上げ、被災地商品の社内販売支援の実施をしています。
本サイトは、クローズドページのため、事前に企業・団体コード登録が必要になります。
登録方法は次の通りです。
(1)E-mailにて企業名、ご担当者名、部署、電話、メールアドレスを記載の上、登録
フォーマットをご請求下さい。
請求先:ヤマトホームコンビニエンス(株)
E-mail: y5219401@kuronekoyamato.co.jp
(2)ご担当者にメールにて登録フォーマットをご送付致します。
(3)登録フォーマットに企業情報をご記入の上、返信メールをお願い致します。
(4)登録完了後、ご担当者様にメールにて本サイト・ログインID・パスワードをご送付
致します。
【お問合せ先】東経連ビジネスセンター(担当・佐藤[電話022-397-9098])
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ILC/東北放射光セミナー(秋田市)の参加者募集について
~加速器関連産業参入に向けて~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東北では自動車産業や航空機産業の集積が進展しつつある中、新たな産業としてILC、東北
放射光施設、山形大学重粒子線がん治療装置などの加速器関連プロジェクトに期待が寄せられて
います。そこで、今回はILC及び東北放射光施設に地域企業が参入することにより、東北の産
業にどのような付加価値をもたらすかなど、これまで第一線で携わってきた専門家に解説して頂
きます。
また、東経連ビジネスセンターに設置し、ILCや東北放射光施設などへの参入およびマッチ
ングなどを支援する東北地域加速器関連産業集積コーディネーターチームの取組も紹介いたしま
す。
開催日 平成29年12月5日(火)
時 刻 13:00~16:00
場 所 秋田県産業時術センター
高度技術研究館 3階 視聴覚室
(秋田市新屋町字砂奴寄4-21)
定 員 50名
講演(1) 演題:『ILC計画の概要について(仮)』
講師:吉岡 正和 氏
東北大学・岩手大学客員教授
高エネルギー加速器研究機構(KEK)名誉教授
講演(2) 演台:『放射光施設の利用について(仮)』
講師:近藤 祐治 氏
秋田県産業技術センター
電子光応用開発部主任研究員
申 込 下記URLより参加申込書をダウンロードのうえ
FAXまたはEメールでお申し込みください。
http://www.tokeiren-bc.jp/sites/default/files/topics20171121.pdf
問合先 東経連ビジネスセンター 亀澤
FAX:022-262-7055
E-mail:y-kamezawa@tokeiren.or.jp
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
◆イベント・情報
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『水素ステーション関連部品及びエネファーム・業務用燃料電池の補機類部品に係る
ビジネスマッチング会』のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
関東経済産業局では、平成30年1月25日(木)、26日(金)に
『水素ステーション関連部品及びエネファーム・業務用燃料電池の補機類部品に係る
ビジネスマッチング会』を開催します。
http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/suiso/20180125business_matching.html
技術ニーズを持つ大手企業に対して、当該分野への新規参入に意欲のある地域企業の
皆様から予め参加・提案申込を頂き、御提案内容が大手企業のニーズとマッチした場合、
1月のマッチング会へ御参加頂くこととしております。
※「地域企業」は東北地域の皆様も対象となっております。
上記ページや「技術ニーズ」をご覧頂き、御提案頂ける場合は
「申込用紙(エントリーシート)」へ御記載の上、東北経済産業局 自動車産業室へ御提出下さい。
(※事業所が東北域外の場合は、申込先が異なります)
thk-jidoushasangyou@meti.go.jp
※なお、面談に繋がった場合、マッチング会場への旅費等は各社様にご負担頂くことと
なりますので、予め御了承願います。
【マッチング会の開催日時・場所】
○日時:平成30年1月25日(木)、26日(金)10:30~17:00の間(予定)
○場所:中央大学駿河台記念館会議室(千代田区神田駿河台3-11-5)
【大手ニーズ企業名】
◆平成30年1月25日(木)◆
<水素ステーション部門>
岩谷産業株式会社、株式会社タツノ、大陽日酸株式会社、
日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社
◆平成30年1月26日(金)◆
<水素ステーション部門>
三菱化工機株式会社
<エネファーム部門>
アイシン精機株式会社、パナソニック株式会社
<業務用燃料電池部門>
ブラザー工業株式会社、三浦工業株式会社
【御提案締切り】
平成29年12月15日(金)17時(必着)
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
無料講演会開催のお知らせ 福島県郡山市会場
マツダにおける「モノづくり革新」と未来を拓く「人財育成」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『マツダにおける「モノづくり革新」と未来を拓く「人財育成」』
近年目覚しい企業活動を展開しているマツダの「モノづくり」「人づくり」の取り組みを、東北
のものづくり企業に学んでいただくための講演会を福島県地区で初めて開催します。順調に推移
している東北の自動車関連産業に係る企業様をはじめとするものづくり企業の持続的発展の一助
となることを目指しています。
国内自動車メーカーは常に熾烈な生き残りをかけた競争の中にあり、このような状況下でマツダ
のここ数年の企業活動は、異彩を放ち独自の立位置を確立しています。マツダのこの活動に関し
ては経営方針・製品開発などが様々語られていますが、それを支える人材育成方法を知る機会は
多くありません。
そこで、2015年までマツダの常務執行役員を勤め、現在企業向けにコンサルタントとして活
動している中野雅文氏に「マツダのモノづくり」と「モノづくりを支える人の育成」について講
演いただきます。同氏はマツダに入社以来「クルマづくり」一筋を歩み、画期的かつ創造的なマ
ツダ生産方式を発案、展開し現在のマツダを支えた経営者の中の一人です。
日時 2018年2月6日(火)13:30~16:30
会場 福島産業交流館(ビックパレットふくしま)コンベンションホールB
〒963-0115 福島県郡山市南二丁目52番地
TEL.024-947-8010 FAX.024-947-8020
概要 ◆マツダにおける「ブランド価値経営推進」と「モノづくり革新」
生き残りをかけた意識革新「Change or Die」
お客様の笑顔のためのブランドづくり・商品づくりの戦略
モノづくり革新(クルマのつくり方そのものを革新)
◆マツダにおけるTPM推進「TPMに携わり、魅せられて、育てられ」
創造的レス化技術によるストレートラインづくりとその進化
◆創造的な人材育成
自主保全活動と伝統的な人材育成を通じた人づくり
からくり改善を通した人づくり
◆モノづくりにおける気づき
参加料:無料
定員数:130名(先着順)
講師 :中野 雅文 氏
(株)日本能率協会コンサルティング
TPMコンサルティングカンパニー
TPMコンサルタント
1979年 マツダ(当時の東洋工業)入社。
1997年 第2エンジン製造部第2技術員室長
2001年 第2エンジン製造部部長
2003年 第1車両製造部部長
2004年 本社工場副工場長
2006年 執行役員防府工場長
2010年 執行役員広島本社工場長
2014年 常務執行役員 品質保証本部長
2015年 6月から現コンサルティング活動に従事
主催 株式会社日本能率協会コンサルティング
後援 福島県産業振興センター(予定)
東経連ビジネスセンター
福島県(予定)
WEB申込フォームはこちら
http://info.jmac.co.jp/seminar/cart.php?code=200006679
FAX、Eメール申込はこちらをご参照ください
http://info.jmac.co.jp/seminar/pdf/200006679_1.pdf
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
★バックナンバーはこちらから★
https://s.blayn.jp/bm/p/bn/list.php?i=jigyounct&no=all
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東経連ビジネスセンターMAILING NEWS <2017/11/28 No.157>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東経連ビジネスセンターMAILING NEWSでは、当センターの活動や、支援対象企業に
関する情報をお届けします。
_/_/_/_/ 目 次 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
◆連載講座
東北リレーションII~つくる~ 仙台発・世界直行
「世界が求めるmaid in JAPAN(2)伝統工芸との挑戦」
みなさん、こんにちは。前号に続き寄稿させていただく
東経連ビジネスセンター、マーケティング支援チームパートナーの尾方文子です。
有限会社オガタ(OGATA Inc.)において、プロモーションマネージャーを担当しております。
前号(No.156)では弊社オリジナル家具商品の「世界への挑戦」について書かせていただき、
仙台発・世界直行への未知なる扉を開いたことで、また新たな扉が現れ試行錯誤していく様を
紹介させていただきました。その追記は後半で。
今回は「世界が求めるmaid in JAPAN(2)伝統工芸との挑戦」と題し、
弊社の伝統工芸を活かした物作りについて書かせていただきます。
工芸品含めた伝統工芸の技巧と弊社とのコラボレーションのきっかけは、仙台市の「手とてと
テ」(デザイン活用による伝統産業高付加価値化支援事業)におけるデザイン参画でした。
弊社は玉虫塗りや仙台堆朱を手がける東北工芸製作所さんと組ませていただき、玉虫塗りを施し
た木製のネクタイ型アクセサリー(プロト製品)と、前号でも紹介した弊社の代表作の一つでもあ
る「Bean Stool」(ビーンスツール)の座面に仙台堆朱の技法を活かしたスペシャルバージョン
を商品化いたしました。
オリジナルの「Bean Stool」は、座面の無垢の木目も特有のデザインとして人気の要因ですが、
このコラボレーションでは「デザインとしての木目」を施し、仙台堆朱の技法もそのまま活用
するのではなく現代風にアレンジし、「デザイン」と融合することで「現代版仙台堆朱」として
製品化し、伝統工芸品(オリジナル)への啓蒙も計りたいと考えました。
職人の細やかな作業による製品のため、全体製造数には限りがありましたが、
仙台市内百貨店での受注会では高額なスツールにも関わらず、各色予想以上の注文数がはいり、
又、その後NewYorkで開催されたクールジャパン戦略推進事業「NIPPONISTA」にも採択され、
セットで完売しました。
このコラボレーションを皮切りに、宮城県物産振興協会からの依頼もあり
大館曲げわっぱのデザイン参画では「ワッパBAG」や「インテリア ラック」(マガジンラックや
スリッパラック)を製造。岩手の浄法寺塗りでは既存製品への蒔絵模様のデザイン参画をし、
百貨店の外商展示販売会商品に採択。山形県関川のしな織は、スツールの座面、トートバックや、
クラッチバッグの一部に起用し、希少で高価な伝統工芸品を無駄の出ない少量の使用で、
現代のライフスタイルに活用するスタイルをとりました。
伝統工芸の後継者問題含む製造の課題は参画の際に常に感じますが、尾方釿一としては「伝統工
芸品は既に完成された逸品であるため、原点回帰も意図して脈々とした技法(ルーツ)をこちらも
学びつつ革新的なチャレンジを試みたい」と思っており、弊社オリジナル商品の新たなコラボ
レーションも独自に企画しています。
伝統工芸への視点、魅力の見出し方も実は海外からの視点の影響が大きい様に感じます。
この点は前号でも取り上げた「日本らしさ」の見出し方にも繋がるように感じます。
姿・形の形容だけではなく、技法やその物にひめられた使用目的、所作に繋がる物事を
固定概念の無い海外の方は気付きやすいのかもしれません。
弊社がニーズではなく初めての自発世界発表をした時、代表兼デザイナーの尾方釿一は
「まだ誰も作っていないもの」「世界に認められる物」「世界が欲しがる物」そして何より
「一捻りの先にもう二ひねりする事」を第一に新作家具を造りあげ、結果「日本人らしい巧妙な
造り」という賞賛も得て「個性」を打ち出せました。
この TRY + TRY 、更にTRYすることは伝統工芸の技法も同じであったと推察します。
見た目では伝統工芸とは程遠い物に見える弊社家具も、
世界では「日本人らしい巧妙な造り」「全ての作品に秘められた物語がある」と評価されます。
そして、その賞賛と併せて多くかけられた「Ogataはデザイナーか?アーティストか?」(※)
という日本では混在されることも多い肩書きも、海外市場においては特にそれらを整理し、
打ち出して行く必要はありますが、古の様々な作り手達も「食べるために作り出す物」と「自ら
の想いを表現するために生み出す物」があったように、今は二つの顔(特技)を十分に活かし
仙台発・世界直行はもちろん、来年は「世界は仙台へ!」を目標に進化していきます。
<参考まで>
海外の人々がなぜ上記の質問(※)を多くしたか?は以下の問いかけと併せてでした。
“「Box Stool」はアート作品だから展示会で発表(価格提示)するのはもったいない“
“これ(Box Stool)はアート作品なのに何故 “Box Stool“というプロダクト的な品名なのか?
“
“Ogataは見本市ではなくギャラリーへアプローチすべき“
“こんなに面白い物を考えつくのは素晴らしい。プロダクトデザイナーに推薦したい。“
“アートなのに実用性がある“etc
作品事例
http://tetotetote-sendai.jp/topics/proto00.html
有限会社オガタ(OGATAInc.)
株式会社Ogata Kin-ichi DesignOffice
プロモーションマネージャー 尾方 文子(アヤコ)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
★バックナンバーはこちらから★
https://s.blayn.jp/bm/p/bn/list.php?i=jigyounct&no=all
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
◆東経連ビジネスセンターからのお知らせ
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
フェイスブックページ「東経連ビジネスセンター」でも情報発信中!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
イベント情報や支援事例の紹介、最近の支援の様子まで!最新情報はフェイスブックページを
ご覧ください!
「いいね!」お願いします↓
https://www.facebook.com/tokeirenbc/
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
復興支援リンク「買おう!東北」サイトのご案内(登録料無料)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「真の復興は東北の自律的な経済復興」との理念のもと、平成23年6月20日に
開設した “復興支援リンク『買おう!東北』」サイト”では現在200先を超える東北地域の
直販サイトがリンクされています。
★詳しくはこちら→ http://www.tokeiren-bc.jp/link/index.html
【お問合せ先】東経連ビジネスセンター(担当:佐藤[電話022-397-9098])
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バイヤー・メーカー・マッチングサイト「東北いいネット」の登録募集(登録料無料)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『東北いいネット』とは東北の新しい商材、選りすぐりの商材、パートナー仕入先を探して
いるバイヤー、調達担当者と東北7県のメーカーとの会員制マッチングサイトです。
メーカー、バイヤーともに登録料無料です。
★登録はこちらから→ http://www.tohoku-iinet.jp/
【お問合せ先】東経連ビジネスセンター(担当:佐藤[電話022-397-9098])
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ビジネスプラットフォーム「eEXPO」の代行入力無料キャンペーン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東経連ビジネスセンターでは、製造業を中心とした200以上の業界を「見える化」した
WEB上のビジネスプラットフォームを構築致しました。サプライチェーンを分解した世界初の
システムを採用しており、基本的な機能(登録・閲覧)は無償で利用頂けます。
詳しくは、下記の連絡先までお問合せ下さい。
★登録はこちらから→ https://eexpo.jp/users/alternate
【お問合せ先】東経連ビジネスセンター(担当:亀澤[電話022-397-9098])
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
買おう!東北「社販専用お買物サイト」 企業・団体コード登録募集
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
復興支援の一環として、復興庁宮城復興局の後援のもと、東北経済連合会、仙台経済
同友会、東北ニュービジネス協議会の3団体が協力して「被災地企業販路開拓支援共同体」
を立ち上げ、被災地商品の社内販売支援の実施をしています。
本サイトは、クローズドページのため、事前に企業・団体コード登録が必要になります。
登録方法は次の通りです。
(1)E-mailにて企業名、ご担当者名、部署、電話、メールアドレスを記載の上、登録
フォーマットをご請求下さい。
請求先:ヤマトホームコンビニエンス(株)
E-mail: y5219401@kuronekoyamato.co.jp
(2)ご担当者にメールにて登録フォーマットをご送付致します。
(3)登録フォーマットに企業情報をご記入の上、返信メールをお願い致します。
(4)登録完了後、ご担当者様にメールにて本サイト・ログインID・パスワードをご送付
致します。
【お問合せ先】東経連ビジネスセンター(担当・佐藤[電話022-397-9098])
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ILC/東北放射光セミナー(秋田市)の参加者募集について
~加速器関連産業参入に向けて~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東北では自動車産業や航空機産業の集積が進展しつつある中、新たな産業としてILC、東北
放射光施設、山形大学重粒子線がん治療装置などの加速器関連プロジェクトに期待が寄せられて
います。そこで、今回はILC及び東北放射光施設に地域企業が参入することにより、東北の産
業にどのような付加価値をもたらすかなど、これまで第一線で携わってきた専門家に解説して頂
きます。
また、東経連ビジネスセンターに設置し、ILCや東北放射光施設などへの参入およびマッチ
ングなどを支援する東北地域加速器関連産業集積コーディネーターチームの取組も紹介いたしま
す。
開催日 平成29年12月5日(火)
時 刻 13:00~16:00
場 所 秋田県産業時術センター
高度技術研究館 3階 視聴覚室
(秋田市新屋町字砂奴寄4-21)
定 員 50名
講演(1) 演題:『ILC計画の概要について(仮)』
講師:吉岡 正和 氏
東北大学・岩手大学客員教授
高エネルギー加速器研究機構(KEK)名誉教授
講演(2) 演台:『放射光施設の利用について(仮)』
講師:近藤 祐治 氏
秋田県産業技術センター
電子光応用開発部主任研究員
申 込 下記URLより参加申込書をダウンロードのうえ
FAXまたはEメールでお申し込みください。
http://www.tokeiren-bc.jp/sites/default/files/topics20171121.pdf
問合先 東経連ビジネスセンター 亀澤
FAX:022-262-7055
E-mail:y-kamezawa@tokeiren.or.jp
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
◆イベント・情報
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『水素ステーション関連部品及びエネファーム・業務用燃料電池の補機類部品に係る
ビジネスマッチング会』のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
関東経済産業局では、平成30年1月25日(木)、26日(金)に
『水素ステーション関連部品及びエネファーム・業務用燃料電池の補機類部品に係る
ビジネスマッチング会』を開催します。
http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/suiso/20180125business_matching.html
技術ニーズを持つ大手企業に対して、当該分野への新規参入に意欲のある地域企業の
皆様から予め参加・提案申込を頂き、御提案内容が大手企業のニーズとマッチした場合、
1月のマッチング会へ御参加頂くこととしております。
※「地域企業」は東北地域の皆様も対象となっております。
上記ページや「技術ニーズ」をご覧頂き、御提案頂ける場合は
「申込用紙(エントリーシート)」へ御記載の上、東北経済産業局 自動車産業室へ御提出下さい。
(※事業所が東北域外の場合は、申込先が異なります)
thk-jidoushasangyou@meti.go.jp
※なお、面談に繋がった場合、マッチング会場への旅費等は各社様にご負担頂くことと
なりますので、予め御了承願います。
【マッチング会の開催日時・場所】
○日時:平成30年1月25日(木)、26日(金)10:30~17:00の間(予定)
○場所:中央大学駿河台記念館会議室(千代田区神田駿河台3-11-5)
【大手ニーズ企業名】
◆平成30年1月25日(木)◆
<水素ステーション部門>
岩谷産業株式会社、株式会社タツノ、大陽日酸株式会社、
日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社
◆平成30年1月26日(金)◆
<水素ステーション部門>
三菱化工機株式会社
<エネファーム部門>
アイシン精機株式会社、パナソニック株式会社
<業務用燃料電池部門>
ブラザー工業株式会社、三浦工業株式会社
【御提案締切り】
平成29年12月15日(金)17時(必着)
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
無料講演会開催のお知らせ 福島県郡山市会場
マツダにおける「モノづくり革新」と未来を拓く「人財育成」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『マツダにおける「モノづくり革新」と未来を拓く「人財育成」』
近年目覚しい企業活動を展開しているマツダの「モノづくり」「人づくり」の取り組みを、東北
のものづくり企業に学んでいただくための講演会を福島県地区で初めて開催します。順調に推移
している東北の自動車関連産業に係る企業様をはじめとするものづくり企業の持続的発展の一助
となることを目指しています。
国内自動車メーカーは常に熾烈な生き残りをかけた競争の中にあり、このような状況下でマツダ
のここ数年の企業活動は、異彩を放ち独自の立位置を確立しています。マツダのこの活動に関し
ては経営方針・製品開発などが様々語られていますが、それを支える人材育成方法を知る機会は
多くありません。
そこで、2015年までマツダの常務執行役員を勤め、現在企業向けにコンサルタントとして活
動している中野雅文氏に「マツダのモノづくり」と「モノづくりを支える人の育成」について講
演いただきます。同氏はマツダに入社以来「クルマづくり」一筋を歩み、画期的かつ創造的なマ
ツダ生産方式を発案、展開し現在のマツダを支えた経営者の中の一人です。
日時 2018年2月6日(火)13:30~16:30
会場 福島産業交流館(ビックパレットふくしま)コンベンションホールB
〒963-0115 福島県郡山市南二丁目52番地
TEL.024-947-8010 FAX.024-947-8020
概要 ◆マツダにおける「ブランド価値経営推進」と「モノづくり革新」
生き残りをかけた意識革新「Change or Die」
お客様の笑顔のためのブランドづくり・商品づくりの戦略
モノづくり革新(クルマのつくり方そのものを革新)
◆マツダにおけるTPM推進「TPMに携わり、魅せられて、育てられ」
創造的レス化技術によるストレートラインづくりとその進化
◆創造的な人材育成
自主保全活動と伝統的な人材育成を通じた人づくり
からくり改善を通した人づくり
◆モノづくりにおける気づき
参加料:無料
定員数:130名(先着順)
講師 :中野 雅文 氏
(株)日本能率協会コンサルティング
TPMコンサルティングカンパニー
TPMコンサルタント
1979年 マツダ(当時の東洋工業)入社。
1997年 第2エンジン製造部第2技術員室長
2001年 第2エンジン製造部部長
2003年 第1車両製造部部長
2004年 本社工場副工場長
2006年 執行役員防府工場長
2010年 執行役員広島本社工場長
2014年 常務執行役員 品質保証本部長
2015年 6月から現コンサルティング活動に従事
主催 株式会社日本能率協会コンサルティング
後援 福島県産業振興センター(予定)
東経連ビジネスセンター
福島県(予定)
WEB申込フォームはこちら
http://info.jmac.co.jp/seminar/cart.php?code=200006679
FAX、Eメール申込はこちらをご参照ください
http://info.jmac.co.jp/seminar/pdf/200006679_1.pdf
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
★バックナンバーはこちらから★
https://s.blayn.jp/bm/p/bn/list.php?i=jigyounct&no=all
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・