Kotto Law メールマガジン(第24号)
2011/07/29 (Fri) 12:00
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■□ 骨董通り法律事務所 Kotto Law メールマガジン □■
■□ 第24号 □■ 2011.7.29 http://www.kottolaw.com
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「撫子」と言えば秋の季語ですが、「なでしこ」は夏の季語になるのではないか、
そう思わせるくらい爽快な金メダルに日本中が沸いています。
この騒ぎの陰で、連日マスコミのバッシングを受けていた政治家は安堵している
のではないかと思う今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
メルマガ第24号をお届けいたします。
□INDEX□
1.講演・出演等のご案内
2.執筆記事・著書等のご案内
3.リレー連載:知財、メディア&アートの法務 【番外出張編】
(Internet Watch: 「規約間競争が始まる? FacebookやTwitterなど
人気サイト利用規約を読み比べる」 福井 健策)
4.リレー連載:知財、メディア&アートの法務 第17回
(「デジタル雑誌配信権利処理ガイドラインと信託法・信託業法」 桑野雄一郎)
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■ 1.講演・出演等のご案内
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(1) 2011年7月22日、福井健策が「文化情報の整備と活用 ~デジタル文化財が
果たす役割と未来像」と題するシンポジウムに出演しました。
出演:青柳正規(国立美術館理事長)、吉見俊哉(東京大学情報学環・副学長)
ほか。
(2) 2011年7月28日、福井健策が、アルカディア市ヶ谷において、
社団法人著作権情報センター「関東地区著作権研修講座」の一環として、
「次世代コンテンツ契約をデザインする」と題するセミナーを行いました
(一般公開。10月には同内容にて京都で実施)。
(http://www.cric.or.jp/seminar/seminar.html#03)
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■ 2.執筆記事・著書等のご案内
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(1) 2011年7月10日発売のiPhone/iPad版電子書籍『未来型サバイバル音楽論
Deluxe Edition ~USTREAM、twitterは何を変えたのか』(津田大介・牧山憲一著、
中公新書)に、福井健策の著作権講義が再録されています。
(http://app.if.journal.mycom.co.jp/apps/447316432/)
(2) 2011年7月22日発売の山口真弘著『「自炊」のすすめ』(インプレスジャパン)に、
書籍の「自炊代行」の法的な問題点などに関する福井健策へのインタビューが
収録されています。
(http://www.impressjapan.jp/books/2982)
※このほか、事務所メンバーの講演・執筆等の情報は下記をご覧ください。
http://www.kottolaw.com
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■ 3.リレー連載:知財、メディア&アートの法務 【番外出張編】
(Internet Watch: 「規約間競争が始まる? FacebookやTwitterなど
人気サイト利用規約を読み比べる」 福井 健策)
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日本時間の7月14日未明、ちょっと目をひくニュースがネット上を駆け巡った。
レディ・ガガのYouTubeの公式チャンネルが、著作権侵害を理由に全面的に
停止されたというのだ。報道を見ると、なるほど問題の「スマ×スマ」TV映像は
無許可でアップしたなら権利侵害となるもので、仮にそうであれば
該当の動画の削除はやむを得まい。
ただ、何せツイッターのフォロワー数世界一のレディ・ガガの公式チャンネルである。
その全部を突如停止とはなかなか厳しい。停止が長引けばイメージ低下・経済損失
からしても相当なものだろう(実際には、翌15日の午後にはこれまた突然に再開)。
公式チャンネル停止を伝えるページには一言、「著作権ポリシーを見よ」
とだけあった。「著作権ポリシー」とは、権利侵害があった時の扱いなどを取り決めた
YouTube側のルールで、同社の「利用規約」の一環といえるもの。
誰しも日常的に「同意」とクリックしている、あの「サービス規約」「利用規約」だ。
その一文により、累計1.6億ビューの超人気チャンネルは閉鎖されたのだ。
今日はその、あなどれない「利用規約」の話。
(全文:http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/fukui/20110729_463750.html?ref=rss)
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■ 4.リレー連載 : 知財、メディア&アートの法務 第17回
(「デジタル雑誌配信権利処理ガイドラインと信託法・信託業法」 桑野 雄一郎)
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昨年12月1日付で、社団法人日本雑誌協会(雑協)、日本文藝家協会、
日本写真著作権協会が共同で策定した「デジタル雑誌配信権利処理ガイドライン」
が発表されました。
その1か月前に日本書籍出版協会が電子出版対応契約書ヒナ型(3種)を発表
していたこともあり、出版の世界での電子化の流れをさらに加速化するものとして、
大きな話題となりました。
このガイドラインの内容については、「ガイドラインの趣旨」、「著作者向けQ&A 」、
「出版社向けQ&A」などの形で、丁寧でわかりやすい説明がなされています。
ただ、これらの説明は一般の方向けにわかりやすさを優先して書かれているところ
もあるためか、法律的には、少し疑問な点、もう少し説明が必要ではないかな、
と思われる点があります。
このコラムではそういった点について考えてみたいと思います。
(全文を読む:http://www.kottolaw.com/column_110729_1.html)
(メンバーの過去のコラムを読む:http://www.kottolaw.com/column.html )
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【編集後記】
夏といえばラテン系の音楽がよく似合いますが、「節電の夏」にはサンバのような
熱い音楽よりも少し穏やかなボサノバの方がいい、そう思っている方にお勧めしたいのが
トッキーニョの「samba da rosa」(バラのサンバ)。
http://www.youtube.com/watch?v=cUMoIsjbG5s
他にもバーデン・パーウェルの「samba triste」(悲しみのサンバ)など、
サンバには静かな名曲もたくさんあります。
今年は生ビールを片手にそんな静かなサンバと過ごす夏もよいのではないでしょうか。
ただし、こういう音楽は、「夏も終わってしまうなぁ」という時期に聴くと
確実に涙腺が緩みますので、試される方はどうかお早めに。
(桑)
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