Kotto Law メールマガジン(第134号)
2021/08/31 (Tue) 11:29
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■□ 骨董通り法律事務所 Kotto Law メールマガジン □■
■□ 第134号 □■ 2021.8.31 https://www.kottolaw.com
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終わりの見えないコロナ禍に、水害も重なり、被災された方々には心から
お見舞い申し上げます。一日も早く平穏な生活に戻れるよう祈りながら、
メルマガ第134号をお届けいたします。
□INDEX□
1.講演・出演等のご案内
2.執筆記事・著書等のご案内
3.当事務所のサポート作品のご紹介
4.リレー連載:第202回
( 「ドーピングはなぜダメなのか?」
小林 利明)
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■ 1. 講演・出演等のご案内
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(1) 2021年8月23日 日本知的財産仲裁センター関西支部にて、福井健策が
講演「デジタル時代の著作権」をおこないました(オンライン)。
(2) 2021年8月27日 日本テレビ「スッキリ!」にて、福井健策がバンド
「ニルヴァーナ」のジャケット写真裁判についてコメントしました。
(3) 2021年8月27日 伊藤塾の伊藤真塾長と田島佑規の対談動画が公開されました。
「アート・エンタメ業界を法律でサポートする」
(前編: https://www.youtube.com/watch?v=PhT-H83Dutk&t=0s )
(後編: https://www.youtube.com/watch?v=OrJW261G7_0 )
(4) 2021年9月28日より、小林利明がCRIC主催にて、「著作権集中イブニング
セミナー」を担当します(要申込)。
( https://www.cric.or.jp/seminar/#evening_sem )
(5) 2021年10月7日 出井甫が日本計画研究所主催のセミナー「デジタル時代
に適合したコンテンツ戦略と著作権法・関連政策の最新動向」に登壇します
(要申込)。
( https://www.jpi.co.jp/seminar/15647 )
(6) 2021年10月15日 著作権情報センター(CRIC)にて、福井健策が講演
「ぼかすべきか、出すべきか?~肖像権ガイドラインの試みと今後の展望~」
をおこないます(リアル・配信)。
( https://www.cric.or.jp/seminar/index.html#sem202110 )
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■ 2.執筆記事・著書等のご案内
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(1) 2021年7月31日 大阪読売新聞夕刊に、高額転売問題に関する福井健策
のコメントが掲載されました。
(2) 2021年7月 弊所スタッフ李思園が翻訳を手がける『誰も語らなかった
ジブリを語ろう』の中国語版が刊行されました。
(3) 2021年8月1日 宣伝会議9月号に、岡本健太郎の連載「宣伝担当者が知って
おきたい著作権なんでもQ&A Vol.36」が掲載されました。テーマは「風刺
漫画の注意点」です。
( https://www.sendenkaigi.com/books/back-number-sendenkaigi/detail.php?id=25916 )
(4) 2021年8月3日 BIG UP!zineに、小林利明の「パクったと言われないため
に-トラブル回避のための楽曲著作権まわりの注意点-」が掲載されました。
( https://big-up.style/zine/article/column/20210803-12539 )
(5) 2021年8月4日 橋本阿友子の改正民法に関する記事が、J-Net21に掲載
されました。
( https://j-net21.smrj.go.jp/law/20210804.html )
(6) 2021年8月10日 日経クロストレンドに、福井健策へのQ&A「権利は集中
管理の時代へ? 動き始めた政府拡大集中許諾構想」が掲載されました。
( https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/skillup/00009/00130/ )
(7) 2021年8月 音楽之友社刊行『教育音楽 2021年9月号』(小学版、中学・
高校版)に、橋本阿友子の「オンラインセミナーの正しい著作権」が掲載されま
した。
( https://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/kyoikuongaku_s/ )
( https://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/kyoikuongaku_c/bn.php )
(8) 2021年8月25日 ジュリスト9月号に、『エンタテインメント法実務』
の書評が掲載されました。
( http://www.yuhikaku.co.jp/jurist )
(9) 2021年8月31日 朝日新聞朝刊にて、中川隆太郎がマツモトキヨシ音商標
の知財高裁判決についてコメントしました。
( https://www.asahi.com/articles/ASP8Z5QKFP8WULZU013.html )
※このほか、事務所メンバーの講演・執筆等の情報は下記をご覧ください。
https://www.kottolaw.com
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■ 3.当事務所のサポート作品のご紹介
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当事務所のメンバーがスタッフ参加・サポートした作品を、
最近のイベントなどを中心に一部ご紹介しています。是非、ご覧ください。
https://www.kottolaw.com/works
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■ 4.リレー連載: 第202回
( 「ドーピングはなぜダメなのか?」
小林 利明)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━††
一夜漬けで徹夜して期末試験を迎え、頭が少しぼーっとしつつテストを受けたと
いう経験はあるでしょうか?高価なエナジードリンクを飲んで「ドーピング」して、
同じように一夜漬けで試験を受けた友人は、もしかするとあなたより勉強が捗り、試
験中も集中でき、好成績を収めたかもしれません。エナジードリンクを飲んで試験を
受けることは、それがいくら集中力を高め試験中のパフォーマンスを高める成分を含
んでいるとしても、禁止されていません。しかしスポーツにおいてはドーピングは禁
止されています。なぜでしょうか?あのサンデル教授も議論のテーマとして取り上げ
る、意外に難しい話です。
( 全文を読む: https://www.kottolaw.com/column/210827.html )
( メンバーの過去のコラムを読む:
https://www.kottolaw.com/column )
-----------------------------------
【編集後記】
1923年9月の関東大震災を目の当たりにした与謝野晶子は、「おお大地震と猛火、
その急激な襲来にも我々は堪えた。一難また一難、何でも来よ、それを踏み越え
て行く用意がしかと何時でもある」で始まる「大震後第一春の歌」という詩を詠
みました。そのなかの一節に、「法外な幻想に、愛と、真実と、労働と、科学と
を織り交ぜよ」とあります。
1914年~1918年の第一次世界大戦、1918年~1920年のスペインかぜ、1923年
の関東大震災。おそらく現代よりも混沌とした時代の日本を生きた彼女にとって、
理想の実現に必要なものは愛・真実・労働・科学であったようです。このうち
「真実」に関しては、与謝野晶子が生きた100年前の日本に比べて情報の速度・量
ともに圧倒的に向上した現代にありながら、かえって真実が見えにくくなっている
ことは何とも皮肉な現象に思えます。これについては、先月の二関弁護士のリレー
連載「フィルターバブルの進行する中で--情報の多様性確保と主体性の回復」
( https://www.kottolaw.com/column/210730.html )をご覧いただければ
幸いです。
さて、その与謝野晶子がスペインかぜの感染拡大に際した発表した論評「感冒の
床から」では、前半において感染拡大に対する当時の政府の対応を批判し、後半
において第一次大戦終結後の世界との向き合い方について論じています。特に
結びに近い段落で「戦勝国の日本では独逸と反対に益々軍人の勢力を加えるかも
知れません。私達は軍人の意見に盲従すること無く、私達の自我を以て直接に
世界の文明に接触し、批判し、取捨せねばならないと考えます」と述べており、
まるでその後の第二次世界大戦への警鐘とも読める文章に感慨を覚えました。
スペインかぜとコロナでは日本の状況は随分と異なるわけですが、どんな時代で
あれ、主体性をもって情報に接し、批判し、取捨しなければならないことは変わ
らないようです。(松)
■ 本メール中の文章は、全て一般的な情報提供のために掲載するものであり、
法的若しくは専門的なアドバイスを目的とするものではありません。
■ 本メールマガジンのバックナンバーは
https://s.bmb.jp/bm/p/bn/list.php?i=kottolaw&no=1
をご覧下さい。
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https://s.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=kottolaw
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お付き合いのある方等に近況報告や情報提供のためにお送りしております。
ご不要の方は、大変お手数ですが空メールをご返信ください。
(上記配信申込サイトからも配信解除をすることができます。)
■ 上記以外の、法律相談などを上記アドレスにご返信いただいても、
一切対応できません。
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骨董通り法律事務所
〒107-0062 東京都港区南青山5-18-5 南青山ポイント1F
電話. 03-5766-8980(代表) FAX. 03-5466-1107
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TEL:03-5766-8980 FAX:03-5466-1107
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終わりの見えないコロナ禍に、水害も重なり、被災された方々には心から
お見舞い申し上げます。一日も早く平穏な生活に戻れるよう祈りながら、
メルマガ第134号をお届けいたします。
□INDEX□
1.講演・出演等のご案内
2.執筆記事・著書等のご案内
3.当事務所のサポート作品のご紹介
4.リレー連載:第202回
( 「ドーピングはなぜダメなのか?」
小林 利明)
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■ 1. 講演・出演等のご案内
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(1) 2021年8月23日 日本知的財産仲裁センター関西支部にて、福井健策が
講演「デジタル時代の著作権」をおこないました(オンライン)。
(2) 2021年8月27日 日本テレビ「スッキリ!」にて、福井健策がバンド
「ニルヴァーナ」のジャケット写真裁判についてコメントしました。
(3) 2021年8月27日 伊藤塾の伊藤真塾長と田島佑規の対談動画が公開されました。
「アート・エンタメ業界を法律でサポートする」
(前編: https://www.youtube.com/watch?v=PhT-H83Dutk&t=0s )
(後編: https://www.youtube.com/watch?v=OrJW261G7_0 )
(4) 2021年9月28日より、小林利明がCRIC主催にて、「著作権集中イブニング
セミナー」を担当します(要申込)。
( https://www.cric.or.jp/seminar/#evening_sem )
(5) 2021年10月7日 出井甫が日本計画研究所主催のセミナー「デジタル時代
に適合したコンテンツ戦略と著作権法・関連政策の最新動向」に登壇します
(要申込)。
( https://www.jpi.co.jp/seminar/15647 )
(6) 2021年10月15日 著作権情報センター(CRIC)にて、福井健策が講演
「ぼかすべきか、出すべきか?~肖像権ガイドラインの試みと今後の展望~」
をおこないます(リアル・配信)。
( https://www.cric.or.jp/seminar/index.html#sem202110 )
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■ 2.執筆記事・著書等のご案内
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(1) 2021年7月31日 大阪読売新聞夕刊に、高額転売問題に関する福井健策
のコメントが掲載されました。
(2) 2021年7月 弊所スタッフ李思園が翻訳を手がける『誰も語らなかった
ジブリを語ろう』の中国語版が刊行されました。
(3) 2021年8月1日 宣伝会議9月号に、岡本健太郎の連載「宣伝担当者が知って
おきたい著作権なんでもQ&A Vol.36」が掲載されました。テーマは「風刺
漫画の注意点」です。
( https://www.sendenkaigi.com/books/back-number-sendenkaigi/detail.php?id=25916 )
(4) 2021年8月3日 BIG UP!zineに、小林利明の「パクったと言われないため
に-トラブル回避のための楽曲著作権まわりの注意点-」が掲載されました。
( https://big-up.style/zine/article/column/20210803-12539 )
(5) 2021年8月4日 橋本阿友子の改正民法に関する記事が、J-Net21に掲載
されました。
( https://j-net21.smrj.go.jp/law/20210804.html )
(6) 2021年8月10日 日経クロストレンドに、福井健策へのQ&A「権利は集中
管理の時代へ? 動き始めた政府拡大集中許諾構想」が掲載されました。
( https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/skillup/00009/00130/ )
(7) 2021年8月 音楽之友社刊行『教育音楽 2021年9月号』(小学版、中学・
高校版)に、橋本阿友子の「オンラインセミナーの正しい著作権」が掲載されま
した。
( https://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/kyoikuongaku_s/ )
( https://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/kyoikuongaku_c/bn.php )
(8) 2021年8月25日 ジュリスト9月号に、『エンタテインメント法実務』
の書評が掲載されました。
( http://www.yuhikaku.co.jp/jurist )
(9) 2021年8月31日 朝日新聞朝刊にて、中川隆太郎がマツモトキヨシ音商標
の知財高裁判決についてコメントしました。
( https://www.asahi.com/articles/ASP8Z5QKFP8WULZU013.html )
※このほか、事務所メンバーの講演・執筆等の情報は下記をご覧ください。
https://www.kottolaw.com
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■ 3.当事務所のサポート作品のご紹介
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当事務所のメンバーがスタッフ参加・サポートした作品を、
最近のイベントなどを中心に一部ご紹介しています。是非、ご覧ください。
https://www.kottolaw.com/works
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■ 4.リレー連載: 第202回
( 「ドーピングはなぜダメなのか?」
小林 利明)
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一夜漬けで徹夜して期末試験を迎え、頭が少しぼーっとしつつテストを受けたと
いう経験はあるでしょうか?高価なエナジードリンクを飲んで「ドーピング」して、
同じように一夜漬けで試験を受けた友人は、もしかするとあなたより勉強が捗り、試
験中も集中でき、好成績を収めたかもしれません。エナジードリンクを飲んで試験を
受けることは、それがいくら集中力を高め試験中のパフォーマンスを高める成分を含
んでいるとしても、禁止されていません。しかしスポーツにおいてはドーピングは禁
止されています。なぜでしょうか?あのサンデル教授も議論のテーマとして取り上げ
る、意外に難しい話です。
( 全文を読む: https://www.kottolaw.com/column/210827.html )
( メンバーの過去のコラムを読む:
https://www.kottolaw.com/column )
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【編集後記】
1923年9月の関東大震災を目の当たりにした与謝野晶子は、「おお大地震と猛火、
その急激な襲来にも我々は堪えた。一難また一難、何でも来よ、それを踏み越え
て行く用意がしかと何時でもある」で始まる「大震後第一春の歌」という詩を詠
みました。そのなかの一節に、「法外な幻想に、愛と、真実と、労働と、科学と
を織り交ぜよ」とあります。
1914年~1918年の第一次世界大戦、1918年~1920年のスペインかぜ、1923年
の関東大震災。おそらく現代よりも混沌とした時代の日本を生きた彼女にとって、
理想の実現に必要なものは愛・真実・労働・科学であったようです。このうち
「真実」に関しては、与謝野晶子が生きた100年前の日本に比べて情報の速度・量
ともに圧倒的に向上した現代にありながら、かえって真実が見えにくくなっている
ことは何とも皮肉な現象に思えます。これについては、先月の二関弁護士のリレー
連載「フィルターバブルの進行する中で--情報の多様性確保と主体性の回復」
( https://www.kottolaw.com/column/210730.html )をご覧いただければ
幸いです。
さて、その与謝野晶子がスペインかぜの感染拡大に際した発表した論評「感冒の
床から」では、前半において感染拡大に対する当時の政府の対応を批判し、後半
において第一次大戦終結後の世界との向き合い方について論じています。特に
結びに近い段落で「戦勝国の日本では独逸と反対に益々軍人の勢力を加えるかも
知れません。私達は軍人の意見に盲従すること無く、私達の自我を以て直接に
世界の文明に接触し、批判し、取捨せねばならないと考えます」と述べており、
まるでその後の第二次世界大戦への警鐘とも読める文章に感慨を覚えました。
スペインかぜとコロナでは日本の状況は随分と異なるわけですが、どんな時代で
あれ、主体性をもって情報に接し、批判し、取捨しなければならないことは変わ
らないようです。(松)
■ 本メール中の文章は、全て一般的な情報提供のために掲載するものであり、
法的若しくは専門的なアドバイスを目的とするものではありません。
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